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真珠関連ニュース
平成14年3月
今年の浜揚げ珠について
 1月10日より始まった今年の浜揚げ真珠入札会も、ほとんど終了しました。真珠の価格で特徴的だったのが、品質面で色の良い球、悪い珠の格差が去年迄より広がったことです。皆さんもご存知の通り、一般に色の良い球とは赤・青・緑など虹色を持った濃い珠で、悪い珠とは黄色で他の色が弱い珠をいいます。珠の巻き、キズ、形状が同じであっても色だけの違いで、3〜5割程度の価格差が生じています。この黄色い珠というのは、従来の黄色い珠とは違い、養殖業者サイドでは、白系の珠と錯覚している方が多いようです。 分かりやすく説明しますと、白系のクリーム珠、アコヤ真珠の浜揚げ珠は、もともとクリーム色が強く、これをシミ抜き・漂白することによって、白く仕上げます。このとき黄色しか有していない珠は、白か黄色にしかなりません。赤・青・緑などの色を持った珠は、白系の赤・青・緑となり、製品として価値が高く、白系黄色珠より高い価格で売買されます。 近年、中国産アコヤ、南洋珠など他国の真珠と比較され、特に中国アコヤ珠は黄色系が多く、先に述べたような白系黄色(クリーム)珠は、中国産と品質面で近いため、中国産アコヤ珠の価格に影響されます。 ではなぜ最近、白系クリーム珠が増えているのでしょうか?原因は母貝が純日本産が少なく、外国産母貝が多いためと考えられます。他に細胞、貝の管理、抑制の方法など問題を多く有しています。しかしこうした問題をクリアして、良質珠を作ることに成功している業者も年々増えています。
業者間の情報交換をもっと活発に行い、日本アコヤ真珠が世界で一番美しい珠であることを世界に示すことが、不況打開のカギとなります。 日本アコヤ真珠が世界一美しいというブランドを是非もう一度、築いて下さい。
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